近畿大学柔道部OB会

ちょっとだけ稽古見学202302~practice visit~

2023/02/03
 ⑤ Practice visit
柔道部の考え


202230202ちょっとだけ稽古訪問-02



ある日の稽古。
小さなものの利点は、重心線が短いため頭の振りが小さく崩れにくいこと、パーツが短いため力が入りやすいこと、入り口が低いため相手の懐に容易く入ることができること。小さいことは不利だと思われがちだが、この利点を活かせば大きいものに対しても有利に戦うことができる。あやとあきとにはこの利点を活かした柔道を望む。まずは相手との距離をどう取るのか。前捌きを学ぶべし。


202230202ちょっとだけ稽古訪問-01



寝癖を直すこと、歯を磨くこと、靴をはくことなど身なりを整えることはいい格好するため、清潔感を出すためだけに行っているわけではない。寝癖もそのままに人に会うということは「寝癖をなおすほどの手間を必要としない相手」という認識。歯も磨かず人に会うことは「歯を磨くほどの労力を要しない相手」という認識。スリッパで人に会うということは「靴を履くほどの相手ではない」という認識の裏返しであり、無礼な対応と言われても仕方がない。かけた時間や手間・労力はその相手や事柄に対する思い入れを表すもの。大事な相手、大事な案件ほど念には念を入れて身なりを整えるはず。それが礼儀の源である。

2023年シーズンが今週の大阪府柔道選手権からスタートする。どんな大会であっても大学を代表し、部員全員が命を削った時間を背負い選手は戦う。その思い入れを表すのは柔道着の胸に掲げられた「近畿」の文字。選手はこのプライドをかけ畳に上がる。そして部員全員が正装でその戦いを見届ける。これがこころをひとつにして戦う方法。これが我々柔道部の礼儀である。試合に出向くなら機能性のある服装が便利なことは理解できるが不便さを差し引いても大事なことがあることを理解いただきたいと思う。






スポンサーサイト



 ⑤ Practice visit